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2010年6月 7日 (月)

マサイ族

367

少年ケニアというマンガ、じゃないな。 絵物語があった。
アフリカの大地を、日本人の孤児と、マサイ族の戦士、巨大なニシキヘビなどがかけめぐる (ヘビの場合ははいずりまわる) という、山川惣治原作の壮大な物語だった。
若いつもりのわたしとしては、そんなものを読んだということを吹聴したくないんで、大急ぎで先に進むけど、録画したばかりのNHKの新アフリカ紀行というテレビ番組を観ていたら、現代のマサイ族が出てきた。

マサイ族というと一種独特のヤリを持ち、このヤリ 1本でライオンとでも闘う勇敢な人々として知られている。
番組の中には、いまではトラックが地響きを立てて走りまわる街道ぞいで、シマウマがのんびり草をはんでいるシーンがあった。
野生のシマウマがいるならライオンが迷い込んできてもおかしくないはずだ。
じっさいにマサイ族の住居の近くに、いまでもときどきライオンが現れるそうである。

彼らはいまでもサバンナで遊牧生活という伝統的な生活を送っていて、衣装なんかもろに少年ケニアのまんまである。
ちがうところもある。
彼らのあいだで流行っているのが、なんと携帯電話だそうだ。
むかしのマサイ族の生活は、家畜を追ってサバンナをさまよう孤独なものだったけど、現代では草原の中から家に電話して、もしもし、今夜の晩飯はなんだべさとやっているらしい。
グローバル化といえば、わたしが知っているかぎり、中国の奥地や中東の辺境、東欧の田舎なんかより、アフリカのほうがずっと進んでいるようにみえる。
そんなアフリカで、いまなおヤリ 1本で家畜を守る彼らのすてきなこと。
山川惣治さんがいま少年ケニアを描くとしたら、やはり主人公の友人はマサイ族で決まりだろう。

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