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2010年8月12日 (木)

気になったこと

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ここんところわたしがよく観る番組といったら、民放のBSで 「世界・七つの海の物語」 シリーズがある。
これは自然科学ドキュメンタリーで定評のある英国BBC (イギリスのNHKだ) が制作した科学番組だけど、内容はちょっとBBCらしからぬ。
といってもけっして不満足な出来というほどでもない。
つまりわたしにとってオドロキがちと不足ということだ。
作りが安直すぎるみたいである。

番組は現代の世界の海がかかえる問題をまじめに告発するもので、ダイビングのシーンがたくさん出てくる。
わたしもかってダイビングに凝ったことがあって、海についてはいくらかの知識があるから、この番組で気になったことを少々。

シリーズのひとつにハナミノカサゴという魚が出てきた。
珊瑚礁にすむゆったりした動きの優雅な魚であるけど、こいつが外来種でやたらにまわりの魚を食べてしまうので、珊瑚礁の生態系にわるい影響を与えているのだそうだ。
しかし自然というのはバランスを維持する名人で、餌になる魚がいなくなるとそれを食べる魚も減ってしまう。
ハナミノカサゴに、生態系の責任をおわせるのはちょっと気のドクみたいに思う。
ちなみに、珊瑚礁に棲むのは特定の種かもしれないけど、ミノカサゴ自体は伊豆あたりでもそんなに珍しい魚ではない。

特殊な薬を使ってサメを撃退するというシーンもあった。
でも、なんとなく集まってきたサメを撃退する効果はあるかもしれないけど、いったん餌にかぶりついて狂乱状態になったサメを撃退する方法は、これまでのところ発見されてないというのがわたしの認識。

べつのシリーズのひとつには、南極海の温度が上がり、そのためにウニが増えてジャイアントケルプ(海藻)の森を侵食するので、やっぱり生態系に悪影響を与えているなんて話が出てきた。
だからウニの天敵であるイセエビを放流してケルプの森を守ろうというんだけど、これを組織だってやっているといわれると、なんか信用しにくいところがある。
放流するエビをトラックで運んでくるシーンなんて、組織だってやっているにしては効率がわるそう。

どうもこの番組は、問題を提起するのに極端な方法を使っているように思えてしまう。
人の耳目を集めるにはそのほうがいいのかもしれないけど、わたしのようなヘソ曲がりには納得できないことである。
ここはやっぱりデヴィッド・アッテンボローさんのお出ましを待つしかないか。
※画像はネットで見つけたミノカサゴ。

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