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2010年9月29日 (水)

コクゾウムシ

ご飯をたく。
現在の日本はいちおう文明国なので、まっ白いお米である。
お米をとぎながら昔のことを思い出した。

子供のころ、米びつの中からお米をくみ取ろうとすると、お米の中に小さな黒い虫がまじっていた。
これはコクゾウムシ(穀象虫)といってお米の中にわく害虫である。
大きさは、せいぜい2、3ミリで、米つぶ自体の大きさとたいしてかわらない。
なぜ穀象というかというと、アップ写真で見ればわかるけど、象のように鼻が長いからである。
実物を見たい人は、たとえば以下のページから。
http://www.petippai.com/insect/catalog/138.html

白いお米の中の黒い虫だから、見つけるのはかんたんで、お母さんや子供たちにとって、こいつを探すのはご飯をたくまえのセレモニーみたいなものだった。
ネットで調べたら、食品害虫、混入異物、不快害虫なんて分類になっていた。
彼らも好きこのんでこんな生き方をしてるわけじゃあるまいに、気のドクな話だ。

しかし最近じゃこの虫を見たことがない。
わたしが10キロのお米を消耗するにはかなりの日にちがかかるんだけど、それでもわいたってことはないから、日本ではこいつも絶滅危惧種のようである。
環境庁に進言したいけど、こういうのをレッドブックに載せようっていう機運は、ぜんぜん盛り上がらないと思う。
人間は身勝手な生きものである。

ネットで調べたら、コクゾウムシがいるお米は無農薬の証明で、外国産のお米の中に入れるとこの虫はすぐに死んでしまうのだそうだ。
つまり安全食品のバロメーターみたいなものではないか。
いやいや、やけっぱち人生のわたしが、いまさらコクゾウムシのわいたお米を食べたいってわけじゃありませんけどね。

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