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2010年9月28日 (火)

犯罪行為

先日、某宗教団体の勧誘員と近所のファミレスで話したことはこのブログに書いたけど、いやはや彼女らの無知にはおそれいった。
べつのカルト宗教をひきあいにして、それに似ているねといってみたら、激しく抗議する。
自分たちはぜったいにカルトではないと信じているらしい。
話の内容を詳細に語るとどこの宗教団体かわかってしまい、うちのご本尊さまをアホ扱いするのかって抗議が殺到しそうだ。
しかもカルトってのは話してわかる相手ではないそうなので、サリンでも噴霧されたらたまらないから、適当にボカして書くと・・・・・・

なんでも日蓮サマが (ほれ、もうわかってきたでしょ)、むかし首を切られそうになったとき、どっかから電光が飛来して、首切り役人が腰を抜かし、まわりの侍たちはひれ伏して拝んだのだそうだ。
ああ、映画で観ましたよ、長谷川一夫だっけ。 でもあれはフィクションでしょ。
新田義貞の剣 (つるぎ) 投ぜし古戦場とおんなじようなもんでしょうというと、若いお嬢さん2人は、新田ナニガシって誰ですかといいだした。
いまの若いモンは新田義貞を知らんかねえ。
これこれしかじかと説明すると、当然ながら日蓮サマの件は真実で、新田義貞のほうは伝説だと、それも強情に言い張る。

しまいに、これを読めばわかりますといって小さな冊子を押し付けてきた。
読まなくったってアホらしいことはわかるけど、ま、わたしもヒマだから、あとで寝るまえのヒマつぶしに目を通してみた。

日蓮サマはどうか知らないけど、現在のこの団体の会長さまは右翼系のヒトらしく、自虐史観はケシカランなんてことにかなりのページを費やしている。
だいたい自虐史観なんて現代でも右と左でごたついている論争のひとつで、どうして宗教団体がそのいっぽうの肩入れなんかするのか。
いっぱしの宗教のつもりなら、そんな些細なことはぜんぶ超越して、世界中のみなさん、まままま、ケンカはやめて、なんでもいいから仲良くしましょうとでも言いそうなものだけど。
これだけみてもロクなものでないことは明白。

信者のみなさんに言っておくけど、カルトというのは無知につけいるもの、世間の暗い部分を強調して、悩みや迷いをかかえた人のこころの中にするりと潜りこむものだ。
わたしは彼らを無視するからかまわんけど、こんなものを他人に吹きこもうってのは、そりゃ犯罪行為だぜ。

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