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2010年11月30日 (火)

ウィキリークス

最近はユーモアを探そうと思ったら、小説や映画より政治の世界をながめたほうが早そうだ。
ウィキリークスで暴露されちゃった米国の外交文書。
フランス大統領は 「怒りっぽく、独裁的」、イタリア首相は 「うぬぼれが強く無能」、ロシアの首相と大統領はバットマンとロビンだなんて。
あはは。
まあ、このていどで怒る首脳はおらんだろうし、これが原因で戦争になることもないだろうから、オバマ君もそんなに心配することはないんじゃないの。
外国首脳だってかげじゃオバマ君のことを、「あの黒ん坊の青二才めが」 とでもいってるんだろうから。

サルコジ君にしてもベルルスコーニさんにしても、つぎにオバマ君に会ったら、「いやあ、怒りっぽい独裁主義者のサルコジです」 とか、「無能のベルルスコーニです」 と挨拶するんだね。
こりゃそうとうきつい皮肉になること請け合いだ。
ロシアのプーチン首相なんかバットマンの扮装で首脳会談にのぞんだらどうだ。
日本の女の子から発生したコスプレというブームが、いまじゃヨーロッパ、ロシアにまで波及してるそうだから、また首相の人気が上がること間違いなし。

インターネットをはじめて体験したとき、これはすごい、これからは個人で写真や文章を世界に発信できる時代になるって予感したもんだけど、ウィキリークスを見ていると、そうした発信文化がますます不動のものになってきたなって確信してしまう。
たったひとりの人間が政治に影響を与え、個人が国境をとびこえて地球規模で結びつきを強める時代がますます近づいているぞ。
尖閣諸島のビデオ流出問題だって、このネット時代にそういうことがおこることは必然だったってことを、日本の政治家も認識しとくべきだったねえ。
名前を使われたって怒り狂っているばかりが能じゃないよ、え、仙谷クン。

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