酒のつまみ
夜中に起きだして酒を呑む。
さいわい部屋にはバーボンとワインが置いてあった。
わたしはけっして呑ン兵衛ではないのだけど、やはりお酒を呑むときはつまみがほしい。
で、冷蔵庫をのぞきこむ。
前日にものぐさをしてスーパーに買いだしに行かなかったもんだから、冷蔵庫の中には野菜類しか残ってない。
そんな悲惨な状態の中に、2、3日まえに買ったぬか漬けのキュウリが2本ばかり。
ウイスキーやワインにぬか漬けがマッチするかどうか。
しかし以前聞いた落語にこんなシーンがある。
呑んだくれの宿六が女房に向かって、ナニかつまみはねえかとくだをまく。
なんにもありませんよと女房がこたえると、亭主は、ぬかみそ樽をひっかきまわせばナスの古漬けぐらい出てくるだろうという。
ぬか漬けが酒のつまみとして、けっして絶望的でないことはこの落語が証明している。
わたしの部屋では、さいわい戸棚の奥からサンマの味噌煮の缶詰も出てきた。
これ以上なにをいうことがあろうか。
贅沢な酒のつまみで、わたしはいくぶんほろ酔い気分だ。ブログの文章が踊っていてもご容赦あれ。
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