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2010年12月29日 (水)

北方四島

北方四島の問題は解きようない設問のようである。
2島でガマンしとくかといえば日本の首相のクビが飛び、4島を一括返還すればロシアの大統領 (もしくは首相) のクビが飛ぶ。
日本にすればあちらの不法占領だという大義名分があるけど、不法を行ったスターリンはすでに亡く、戦争なんか知らないよという世代がどんどん増えている。
南京大虐殺について、現在の日本人に責任をどうのこうのといわれても困るようなものじゃないか。

おたがい絶対に歩み寄れないあいだに、ロシアは力をたくわえ、日本は相対的におちぶれてゆく。
このままでは日本のほうがじり貧になるのは目にみえている。
だからその前にわたしはひとつのアイディアを提案しておく。
ま、北方四島に利害関係のないわたしのことだから、あまり本気にされても困るけど。

ラチの明きそうもない交渉を続けているよりも、島をさっさと海底トンネルでつなげてしまえ。
国後島と北海道のあいだなんて本州と北海道より近いじゃないか。
稚内とカラフトもつながりそうだし、そうなればカラフトとシベリアもほんのひとまたぎだ。
千島列島なんか上空から見ると、まるでカムチャッカ半島とつなげてほしいといってるみたいに点々と島がならんでいる。

これらをみんな橋かトンネルでつなげてしまって、ロシア人の日本訪問はビザ不要ってことにする。
すると当地のロシア人たちだって、モスクワまで買物に行くより、札幌や新幹線のある東京のほうが楽だってんで、みんなこっちに来る。
デパートも儲かるし、温泉もうるおうだろう。
ようするに名よりも実を取るってやつだ。
なにしろ北方4島と北海道は近いのである。
ヒグマの2、3頭もトンネルをつたってくるかもしれないけど、そういうのは旭山動物園で国賓待遇にすればよい。

北方4島あたりは豊かな漁場なのだ。
それをロシアのものにしておくのは損だという意見もあるかもしれない。
しかし魚やカニなんてきわめて単純な頭しか持ってないのである。
北海道の沿岸にたくさん漁礁をつくり、定期的に餌をまけば、海の中に国境があるわけじゃなし、魚もカニもみんなこちらの沿岸に引っ越してくる。
わざわざ寒い思いをして遠くまで漁に出る必要はなくなるのである。
なにしろ北方4島と北海道は近いのだ。
自然保護の発言はますます無視できなくなっていて、クジラしかり、クロマグロしかり、チョウザメしかり、スケトウダラしかり、将来は天然の魚なんてみんな禁漁になるに決まってるのだから、そうなると北海道沿岸で完全養殖をする日本のひとり勝ちである。

北方4島には地下資源があるかもしれないので、それをロシアに明け渡すのは損だという人もいるだろう。
かりにあのへんの海底に石油や天然ガスが埋蔵されていたとする。
その場合、最近アジアのどこかの新興大国が東シナ海でやっているように、こちら側の領域からパイプを伸ばして、そういうものをちゅうちゅうと吸い上げてしまう手がある。
なにしろ北方4島と北海道は近いのだ。
ロシアが文句をいったら、資源は誰のものかという問題を提起し、それが国連で延々と議論されているあいだに、急いでちゅうちゅうタコかいな。

すこしまえの新聞に、ロシアとポーランドが接近なんて記事が載っていた。
このふたつの国のあいだにはカチンの森という抜きがたいトゲがある。
にもかかわらず現世代の指導者たちは、もう第2次世界大戦の問題にこだわるのはやめようということで、新時代を築こうとしているようにみえる。
日本もいつまでも過去にこだわらずに、さっさと政策転換をしないと、ますます世界の寵児になるだけのような気がしてしまう。
そりゃ経済大国なら寵児でもなんでもいいけど、時代は変わっているんだよねえ。

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