ハタリ!
古い映画だけど 「ハタリ!」 という、アフリカで野生動物を捕獲をするのが商売の男たちを描いた映画を観た。
野生動物を捕獲するというと、ジョン・ヒューストンの 「荒馬と女」 なんて作品もあるけど、あちらがシリアスなのに対し、こちらは深刻な部分がまったくない健全スポーツみたいな映画である。
それでも監督がハワード・ホークスだから、ポンコツ・ジープで動物を追いかけて、首に縄をひっかけるという動物の捕獲シーンはそうとうの迫力だ。
追跡する場所はサバンナの道なき道だから、危ねえなと思っていたら、案の定そのうちジープが横転してしまった。
まだコンピューター・グラフィックのない時代の映画だから、俳優もしくはスタントマンも命がけである。
野生動物を捕獲するというと、ジョン・ヒューストンの 「荒馬と女」 なんて作品もあるけど、あちらがシリアスなのに対し、こちらは深刻な部分がまったくない健全スポーツみたいな映画である。
それでも監督がハワード・ホークスだから、ポンコツ・ジープで動物を追いかけて、首に縄をひっかけるという動物の捕獲シーンはそうとうの迫力だ。
追跡する場所はサバンナの道なき道だから、危ねえなと思っていたら、案の定そのうちジープが横転してしまった。
まだコンピューター・グラフィックのない時代の映画だから、俳優もしくはスタントマンも命がけである。
サイを捕まえるシーンでは、そんな危険なことをするより麻酔銃でも使ったほうが早いんじゃないかと思ってしまうけど、野生動物にいきなり麻酔を使うと、薬の分量がわからず動物を殺してしまうことが動物園でもけっこうあったそうだから、この映画のやり方は正しい。 と思っておく。
この映画の中にチーターが出てくる。
野生をとらえたテレビ番組なんかにもよく登場する、世界最速の足をもつとされるネコ科の動物である。
これが俊足をとばしてカモシカなどを捕まえるシーンなんかみると、おっそろしい猛獣という感じがするけど、じつはチーターは人間に馴れやすいおとなしい動物である。
そんなことは知らなかったむかしのこと、動物カメラマンの岩合光昭さんが、鼻つきあわせるように正面近距離からチーターの写真を撮っているのをみてビックリしたことがあった。
これはチーターだからできることで、ライオンだったらそうはいかない。
チーター以外では、野生のゾウの子供を育てるなんて、そんなにうまくいくのかよとつっこみを入れたくなる場面もあるけど、なにしろ健全スポーツだから、この映画に関しちゃお固いこと言いっこなしだ。
野生動物や原住民とのふれあい(そしてちょっぴり女優さんのお色気)も取り入れられていて、「ハタリ!」 は自然科学の番組が好きなわたしにも十分楽しめる映画だった。
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