マルタ考の3
ネットや録画したテレビ番組を観て、さらにさらにマルタ島の勉強をする。
行くまえからあれこれいっても仕方ないっていう人もいるかもしれないけど、わたしはこうやって目的地についての勉強や研究するのも旅の楽しみだと信じているので、自分の思考回路を説明するつもりなのである。
マルタには旧都市のヴァレッタ以外にも世界遺産が多いらしい。
ただ、ものすごく古い神殿だとかお墓だとかで、写真で見ると大きな石を組んだ、あまりおもしろそうなものではない。
トルコで見たトロイやエフェスの遺跡は、わたしがギリシャ神話を読んでいたから興味があったもので、マルタのそういう古い遺跡についてはまったく知識がない。
これではおもしろがりようがない。
そんなものを見るくらいなら市街地や田舎をよぶんに歩くほうがましだ。
※写真はネットで収集した空からのヴァレッタ市街。
マルタ島をあつかったテレビ番組を観ていたら、島の中央にあるイムディーナという町が出てきた。
番組では、この町の郊外にあるレストランでお茶を飲むことになっており、そのレストランのまわりは農村で高台になっていて、ここからながめる景色は絶品とあった。
これはぜひ見たいなと思ったら、今回のツアーにはちゃんとこの町の観光も含まれていた。
番組のほうはなかなか親切で、ヴァレッタからイムディーナまで路線バスが 0.47ユーロだなんてこともわかってしまった。
あまり半端な数字をおぼえるとかえってややこしくなるので、わたしは1ユーロが110円ぐらいとおぼえていくつもりだけど、これでいくと路線バスは50円ちょっとということになる。
バスの値段からすれば、日本よりだいぶ物価は安そうだ。
番組では続いて有名な観光スポットの 「青の門」 なんてのが出てきた。
これは浸食された海岸にある洞窟だけど、船で洞窟めぐりをするのは伊豆の堂ヶ島にもあるから、こんなものはあまり見たいと思わない。
青の門の観光ボートは7ユーロだそうだ。
ということは800円ぐらいかと、旅に出るまえにすばやく暗算をする練習にはなる。
番組の中でヴァレッタやイムディーナ以外に、わたしがもっとも見たいと思ったのは、マルサシュロックという港町で開かれていた魚市場だ。
大きなバラクーダや、ニシンやイカなど日本でもおなじみの魚が揚がっていて、これはおもしろそうである。
地図によると、この町はマルタ島の南東のはずれにあり、今回のツアーでは観光の予定に入ってないようだから、終日自由行動という日にコゾ島のオプションを遠慮して、ここまでタクシーをとばす手がある。
ヴァレッタやサンジュリアン地区から20キロもないようだから、わが家から都心までの距離ぐらいらしい。
これならタクシーで自由に景色をながめながら行っても、おどろくほどの料金ではないだろう。
こうやって徹底的に事前勉強をしていると、なんかもう行ってきたような気分になってしまう。
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