カダフィさん
リビアのカダフィ大佐というと、国連に出席する場合でも民族服、庭に絨毯しいてテント暮らしに徹するという敬虔なイスラム教徒として知られている。
極東の島国から見ていると、最近は国際協調にも応じているし、自身も、なにしろテント暮らしだから、わりあい質朴でまっとうな独裁者じゃないかと思っていた。
ところがここのところの騒動をみていると、カダフィよ、おまえもかといいたくなる。
いまでは世界中のどこにも、不景気だ、物価高だ、就職難だなんて不満をかかえていない国民のいない時代だから、これがそれと同レベルの不満の爆発なのか、それともやっぱり政権が目もあてられないくらい腐敗しちゃっているのか、そのへんの事情はわからないけど、鉄砲をぶっ放すなんて乱暴な。
それにしても、そこまでして死守したいほど権力というのはオイシイものなのか。
オイシイものなんだろうなあ。
はじめのうちはなかなかやる気があるなと感心していた菅クンも、最近はしゃにむにしがみつこうとしているようにしか見えないし。
カダフィさんの場合は異常性格の人でもあるらしいから、ある日とつぜん、もうやめたってほっぽり出す気配もなきにしもあらず。
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