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2011年3月22日 (火)

傑作

425

しばらく前だけど、写真について知り合いと話したことがある。
彼は、ホントかウソか、写真専門学校に通ったことがあるそうで、写真について、それがいい写真かどうかは本人の主観による、つまりAがいいといってもBはそうでもないというかもしれない。
だから、優劣はつけられない、みたいなことをいった。

もっともらしく聞こえるけど、これではすべての写真について傑作などありえないと言ってるようなものである。
わたしは写真展や雑誌でいい写真を観るのが好きで、たまたまネットなどでいい写真を見つけると、最高の絵画に出会ったような幸福な気分になる。
そんな写真でも、この知り合いにいわせればつまらないと感じる人がいるかもしれないということになってしまう。

たとえば前項で取り上げニューヨークタイムズの報道写真だけど、もちろんニュースや国際情勢に関心のない人にとってはつまらない写真だろう。
しかし、それは見る人の無知・無関心に原因があるのであって、この報道写真がつまらない、傑作ではないということにはならない。
世間には見る人の主観なんてものを超越した、すばらしい写真というものが、まちがいなく存在するのである。

こんな知り合いとムキになって話しても時間の無駄だと思って、わたしはさっさと矛をおさめてしまったけど、考えてみると彼にこんなことをいわせたのは、この文章のように、わたしが写真について日ごろからエラそうなことをいうのが気にいらなかったからのようだ。
むずかしいところである。
これはすばらしい写真なんだよと主張するだけで、他人の反感をかってしまうなんて。

※ここに載せた写真が傑作といってるわけじゃありませんよ。

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