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2011年3月27日 (日)

ニュース映像

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あの日、部屋がグラグラゆれたので、とりあえずベランダに出てみたけど、そのあとわたしが何をしたかというと・・・・・・
地震というものは最初の揺れがいちばん危険で、それさえしのげればあとはそれほどじゃないということを聞いていたから、部屋にもどって、おちつきはらって、まずテレビを観た。
現在では中継カメラ、監視カメラが社会のあらゆる場所に設置されているから、わたしは以前からいつか大津波の実況中継を見ることになるだろうと予想していて、大きな地震があるとかならずテレビを観るのである。

地震直後は震源地やマグニチュードの報道ばかりだったけど、まもなく津波の一報が入り始めた。
最初は釜石からで、港の岸壁を波が越えていると思ったら、大河のような奔流の中を車がオモチャのように流されていくではないか。
この時点でこれはとんでもない災害になると確信した。

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この日の夕方からわたしは、NHKと民放を問わず、津波のニュース映像を蒐集することに執着した。
わたしは映像というものに関心があるので、以前の米国の同時多発テロのときもそうだったけど、こういう大きな事件があると、できるだけたくさんの映像を集めておくことにしているのである。
今回の津波にしても、そのうちNHKが特番を制作することはわかっているけど、あとから編集されたものでは、あまり生々しすぎる映像をカットしてしまう場合が多い。
発生直後のニュースというものは、ときどきその配慮が足りなくて、人間が溺れたり車がペシャンコになる映像をそのまま放映してしまう場合がある(かもしれない)。

釜石の映像では、津波が押し寄せる中で、建物の屋上に数人の女性が取り残されているものがあった。
映像が途切れた時点ではまだ建物はもちこたえていたけど、この後の惨状をみると、この建物が無事であったかどうか確証がない。
ひょっとすると、この建物が崩壊する場面まで映像は続いていたかもしれないのだ。

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こうした災害をふせぐための対策って、いったい何をどうすればいいんだろう。
被災地では過去の津波の被害にこりて、過去に体験した最大級の津波にも耐えられる防波堤を建設しておいたところもあったという。
ところが想定以上の津波でそれがやすやすとクリアされてしまった。
これではどうにもならない。
今回の津波にこりて、今回の津波よりずっと高い防波堤を作ったとしても、それがまた想定以上の津波におそわれない保証はあるだろうか。
人間の抵抗をあざ笑うような、千年にいちどの津波なんて聞くと、どこかの知事さんのように、天罰だとでもいいたくなってしまう。

写真は津波とは関係のない、例年通りのわが家の近所の風物詩で、過去に紹介したことのあるものばかりなので、いちいち説明しません。

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