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2011年4月 8日 (金)

マルタ紀行/タクシー

今回の旅の実質的な最終日になった。
翌日は朝いちで帰国のために飛行場行きなので、もう観光なんかしているヒマはないのである。
この日はオプションでゴゾ島終日観光というものが設定されていたけど、わたしはそれを無視した。
無視するとまる 1日自由行動ということになるので、わたしは迷わず、またマルサシュロックへ行くことに決めていた。

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マルサシュロックまでタクシーを飛ばすつもりである。
あらかじめガイドのYさんに訊いておいたところ、マルタのタクシーにはメーターがついておらず、料金は 10分走って 10ユーロが見当だという。
呼べばホテルまで迎えにくるだろうけど、そんなことをフロントに説明するのがメンドくさいので、自分でヒルトンのそばまでタクシーを探しに行ってみた。

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朝からロータリーに2台のタクシーが並んでいた。
前にいたタクシーの運転手は若い男性で、マルサシュロックまで25ユーロ (3000円ぐらい) と答えたから、まあ、そんなもんだろうと納得した。
じつは前日にも、たまたまホテルの前にいたタクシーに訊いてみたら、やはり25ユーロだったのである。
どうも観光目的の場合、協定料金のようなものがあるらしい。

マルタのタクシーはベンツが多い。
他の車種もあるにはあるけど、圧倒的に多いのはベンツである。
ベンツというとやたらありがたがる人がいるけど、わたしはヘソ曲りだし、そもそも運転なんて好きじゃないから、このとき乗ったベンツにも特別な感動はない。

52c

車の中で運転手と会話してみた。
彼の歳は21 だという。
名前を訊くと、なんとかかんとかといって、フランスの名前だと自慢そうに説明した。
そんな自慢をされても、いちど聞いただけではさっぱりわからない。 アラン・ドロンとかベルモンドって名前じゃなかった。
ベンツはいくらするのかという質問には50万という英語が聞きとれたけど、これもユーロなのかなんなのか単位がわからない。
キミの車かと訊くと、当然という顔をする。
マルタのタクシーには、屋根にTAXI の表示があるものの、会社名のようなものはどこにも書いてないから、ほんとに彼の個人タクシーかもしれない。
マルタのタクシーって儲かるんだねと、カタコトの英語でヘタなお世辞をいっておく。

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