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2011年5月12日 (木)

被災地への旅/気仙沼

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左側に気仙沼の駅を見たあと、半信半疑で海に向かってゆるやかに傾斜した道路をゆくと、ついに破壊された民家が2軒ばかり並んでいる場所にさしかかった。
ちょっとどっきりした。
つぶれた民家の庭にくしゃくしゃになった乗用車が転がっていた。
好きこのんで庭に車を、それもスクラップを転がす人はいないだろうから、これは津波のせいとしかいいようがない。

このあたりから道路ぎわに、はっきり津波の影響と思える廃材や壊れた車が目につきはじめた。
もうまちがいはない。津波は現実にあったのである。
わたしを陥れようとする壮大な陰謀ではなかったのだ。
ひょっとするとつぶれた車の中にまだ犠牲者も閉じ込められているかもしれない。
ものすごいところに来たものであると思う。

003b_2003c_2

ずんずん進んで気仙沼港まで行ってみた。
港のまわりはマスコミ報道のままの混乱ぶり。
津波から1カ月半もたって、道路はわりあい走れるようになっているけど、壊れた民家や打ち上げられた船などはほとんどそのままだった。
陸上の建物に船がよっかかっている光景は、ふだんあまり見たことがないから、こういうのは非日常的光景といっていい。
港のまわりは非日常的光景のオンパレードである。
ま、詳しいことは写真を見てチョーダイ。

ちょっと違和感があったのは、こんな被害ありありの港に、ぜんぜん被害を受けてないフェリーが運航していたこと。
湾内にある大島という離島への観光船らしく、運航開始を復興のシンボルとするという気概らしい。
それはけっこうなことだけど、さすがに観光に行こうっていう人はあまりおらず、乗っているのはほとんどが仕事で島と気仙沼を往復する人たちらしかった。

もうひとつ違和感があったのは、遠方に見える岬の中腹にきれいな教会が見えたこと。
教会にかぎらず、お寺や神社なども高台にあることが多く、それらの多くは無傷なものがほとんどである。
神さまや仏さまはこうした災害を前にして、なにか反省することはないのだろうか。

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