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2011年6月10日 (金)

重箱ヘビ

今年はヘビをあまり見ない。
2年前なんか、ほとんど散歩に出かけるたびに出会うので、わが家の近所の「ホタルの里」にちなんで、これじゃ「ヘビの里」だななんて思ったこともあるくらいだったのに、今年は4月3日に石垣の水抜き穴にひそんでいるのを見ただけである。

野生動物の数は、自然のバランスが働いて、長い期間でみればおおむね適正な数が保たれるそうである。
たとえば原因不明でとつぜん大増殖するレミングという動物が有名だけど、これが増えるとキツネだとかフクロウだとかの天敵もたっぷり生肉にありつけることになって、こちらもじゃんじゃん子孫を増やし、せっせとレミングを食べることになる。
それ以上にレミング自身もかぎられた餌を奪い合うことになり、空腹に耐えかねた彼らは、けっきょくワカメやコンブでも食べようかってことで、集団で海に入ってオダブツになるのである。
というのは、おしまいのほうはウソだけど、とにかくこんな単純明快な理由で、増えた種はまた自然に減少していくのである。

わが家の近所のヘビについても増えすぎて餌が不足して減少したのかもしれない。
そういえば以前はよく聴いたウシガエルの鳴き声を最近はあまり聴かない。
餌が不足して共食いでも始めれば数はいっきに減るだろう。
なんせ畜生のうちでもとくに残忍といわれる爬虫類さんのことだからとはいわないけど、なんせわたしは自然界というのは誰も彼も必死で生きているんだってことをよく理解しているほうだから、けっしてそうは思わないんだけど、いったいどうして今年はヘビを見かけないんだろう。

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そう悩みつつ、例によって石垣の水抜き穴をのぞきながら歩いていたら、いました。
せまい穴の中で3段に重ねちゃった重箱ヘビ。

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