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2011年6月28日 (火)

アムチトカとフクシマ

このさいである。
そりゃオーバーなんじゃないのといいたくても、ウチの子供が癌になったらどうするんですかといわれたら返す言葉がない。
こういうときは黙っているか、間接的な表現を使うにかぎる。

椎名誠サンの 「シベリア追跡」 って本は、この作家の紀行作品の中ではいちばんの力作かもしれない。
これを読んでいたら冒頭に、アリューシャン列島にあるアムチトカ島という島が出てきた。
この島では 1971年に、5メガトンという史上最大の地下核実験が行われたそうである。
爆発の衝撃は日本にも地震となって伝わったそうだからハンパじゃない。
当時は米ソ冷戦時代で、アメリカとソ連がしょっちゅう核実験をやっており、週刊誌にも出ていたけど、日本列島にふりそそぐ放射能の量は、フクシマ後の現在なんか問題にならないくらい多かったという。

椎名サンらがそんな島に乗り込んだのは実験から 14年後のことである。
島はもちろん無人島になっていたけど、そんな島で彼らが最初にやったことは放射能反応のない水場を探すこと。
ようやく水場を見つけ、ここにテントを張って、4、5日間も滞在していたとある。
むかしの人は無神経だったのかもしれないけど、その後椎名サンが癌で死んだって話は聞かないから、いまの人のほうが神経質すぎるんじゃないかって気がしてしまう。
ジョン・ウェインが癌で死んだとき、こりゃ核実験場のネヴァダ砂漠で映画を撮ったせいだといわれたことがあるけど、撮影スタッフの中で癌が続出したって話は聞かないから、これはガセネタじゃなかろうか。

いろいろ騒ぐ人は多いけど、なんせアムチトカ島は5メガトンで、こちらは水素爆発で屋根が飛んだだけだぞ。メルトダウンでも地球に穴があいたわけじゃないし。
てなことをいったら怒られるだろうなあ。 いいたいんだけど・・・・・

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