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2011年6月26日 (日)

新聞の投書

読むものに飢えているわたしは、新聞の投書欄もよく見る。
あいかわらずステレオタイプの考えをしている人が多い。
今日の新聞に菅首相の顔も見たくないという人の投書があった。

この投書氏のいっていることは、まず菅クンの大震災と原発事故の対応のまずさ、危機管理能力のなさと、どこかで聞いたようなことである。
それじゃあ訊くけど、菅クン以外の誰が首相をしていたら、適切な対応がとれて、管理能力の高さを発揮できたというんだろうか。
もしもそんな人間がいたら・・・・・・そりゃ政治家にしておくのはモッタイナイぞ。

つぎに鳩山政権が発足してから、だんまりを決め込んで、政権の足をひっぱったのがケシカランという。
これだって深読みすれば、虚言癖のある鳩山クンに失望して、そんな政権に手を貸すより早く辞めてほしいと願った結論といえなくもない。
鳩山クンのあのていたらくをみれば、菅クンが足をひっぱったのがわるいとは、いちがいにいえない。

政権についたらいきなり消費税増税やTPPへの参加方針を示したのもケシカランときた。
しかしこの二つは賛否両論で、政治家がどちらかに決断したからいけないといわれる筋合いのものではない。
この投書氏は自分の意見というものを持たず、ただ世間に流布されていることを丸のみしている人らしい。

先日の内閣不信任騒動でも、すぐ退陣するかのような印象を与えておいて、それを覆したのがケシカランという。
しかしすぐに辞めろと迫ったのは、野党、民主党内の反菅勢力、そしてマスコミだけで、菅クン自身は辞めるなんてひとことも言ってない。
そもそも、こんなときに内閣不信任を提出するほうがどうかしているんじゃないか。

自分の意見を新聞に発表するのはけっこうなことだ。
しかしわたしのようなへそ曲がりに冷笑されないよう、よくよく注意をして書いてもらいたいものである。
いえいえ、けっして菅クンが好きってわけじゃないんだけどねえ。

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