不条理
こんなことを書くとメーカーから名誉棄損で訴えられるかもしれないけど、事実だからあえて実名で書く。
1年半ほどまえにプリンストンというメーカー製のパソコン・モニターを購入した。
買ったときの値段が、量販店で22,800円。
安物だけどわたしの仕事には十分だ。
ところがこれが1年と3カ月ぐらいで壊れた。
ぶつけとか水をこぼしたとかいうわけじゃない。ホントにある日、とつぜん何も映らなくなったのである。
1年間の保証期限が切れたと同時に壊れたようなものだけど、仕方がないので修理に出した。
修理見積もりが出て、なんと修理代が24,000円だという。
おいおいおいである。
わたしだって、保証期限が1カ月でもすぎれば、ただで修理してもらえるとは思ってなかった。
しかし、修理代のほうが買ったときの値段より高いんじゃ、新品に買い替えろといわれてるようなものじゃないか。
おとなしく修理代を払ったら、わたしは2年間にそのメーカーのモニターを2台買わされたのと同じことになる。
これ、サギとちがうか。
メーカーとしての責任も矜持もないのかとわめきたいけど、ま、なに言ったってムダだろうな。
わたしたちはそういう社会に住んでいるのだ。
メーカーも購入者も、とにかく値段の安さだけ、つまり安物商品だけを要求している大量消費社会だ。
消費者センターに訴えたって、こういう社会ではそういうことは起こり得る。運がわるかったねえですまされちゃうだけだろう。
ヘタすりゃ、そんな安物を買うほうがわるいなんていわれそう。
そう考える物わかりのいいわたしだけど、立腹だけはおさまらない。
モニターをメーカーにつっ返して、要らねえや、そんなもん、持ってけ、ドロボーって叫んでうさを晴らすしかないか。
| 固定リンク | 0
コメント