損得計算
このブログの7月18日の記事でふれたけど、うちの壊れたパソコン・モニター、あれまだ電気屋に預けっぱなし。
電話がかかってきて、どうしますかと訊く。
どうしますかっていわれたってどうしようもないでしょ。
そもそも2万2千円で買ったモニターである。
それが1年3カ月で壊れて、修理代が2万4千円だという。
こういうのも修理というのかどうか知らないけど、メーカーにとっては労せずして新しいモニターを買わせるようなものじゃないか。
さてどうすべきか。
いろいろ考えてみた。
わたしにとって手段は二つ。
2万4千円払って修理するか、修理をせずにこのまま廃てちまうかだ。
修理代が1万円くらいなら、たいていの人が泣く泣く修理をするだろう。 映らないモニターなんて、なんの役にも立たない粗大ゴミなのだから。
どうもメーカーに足もとを見られているような気がする。
修理をしなかった場合のわたしの損害はいくらになるだろう。
2万2千円のモニターでも 1年3カ月使用したということは、その間に減価償却した分もあると考え、仮にその償却分を6千円と考えると、実質的な損害は 1万6千円である。
修理をした場合の損害は、この 1万6千円プラス修理代の2万4千円で、4万円である。
ただしこの場合はちゃんと映るようになったモニターがあとに残るから、まるまる損するわけではない。
モニターの価値が本当はいくらなのかということがわからないけど、ここでは仮に修理代の2万4千円がそれであるということにしよう。
ということは、修理をした場合もわたしの損害は 1万6千円ということになる。
ただむずかしいのは、この計算に立腹係数や不安定未来要因がかかわってくることだ。
みすみすメーカーの言いなりになるのがくやしいという立腹係数は、人によって差があるけど、怒りっぽい人ならこれは×5、わたしのように物わかりのいい人なら×2という数字になるのではないか。
つまりわたしの場合、立腹係数を含めた計算では 1万6千円×2で、損害は3万2千円である。
さらに、またそのうち壊れるかもしれないという不安定未来要因を考慮すれば、損害はもっとふくらんでしまう。
で、どうしたかっていうと、修理するのはやめて、いらねえや、そんなもん。 持ってけ、ドロボーと叫んでチョン。
ああ、せいせいした。
このせいせい係数を考慮すれば、修理をしなかった場合のわたしの損害は実質的ゼロだ。
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