恋愛睡眠のすすめ
先日、BSでひさしぶりにおもしろい映画を観た。
「恋愛睡眠のすすめ」 といって、なんかウディ・アレン映画を連想させるようなタイトルなので、たいして期待もせずに途中から観たら、これがリチャード・レスターとビートルズの映画みたいで (そうとう古いね)、新感覚のスラップスティック喜劇みたいなところがあり、ひじょうにおもしろかった。
あわてて録画ボタンを押したけど、残念ながら冒頭の 1/3ぐらいを録画しそこなってしまった。
ストーリーは、おくての若者がアパートの隣室にすむきれいな娘に恋をして、勝手な妄想にふけるというものだけど、そんな深刻なものじゃなくって、妄想というのがダンボール製の安っぽい品々や、人形アニメと合体したノーテンキなもの。
マンガみたいなすっとぼけた映画だけど、どこかほのぼのしていて、わたしはこういう映画も好きである。
この映画の中にどこかで見たようなフランス女優が出てくる。
団塊の世代ならジェーン・バーキンをすぐに思い出すところだけど、映画は2005年製だから、彼女がそんなに若いはずがない。
調べてみたらシャルロット・ゲンズブールといって、これだけでピンときたけど、バーキンと歌手のセルジュ・ゲンズブールの娘だった。
バーキンとゲンズブールは、例の、アアッとかウウッとかいう声ばかりの卑猥な歌で一世を風靡した夫婦である。
なるほどと思ってみると、お母さんほど美貌じゃないけど、娘の顔は母親と父親を足して2で割ったという表現がぴったり。
わたしはどっちかというと彼女の友人役の女優さんのほうが好みなんだけどね。
あちらでもやっぱり親の七光りというやつは強力らしい。
いい映画だけど、最近の映画なんで監督も他の出演者の名前も知らないし、こんなことぐらいしか書くことがないのが残念。
とりあえず市販されているDVDを買うことにしようっと。
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