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2011年7月13日 (水)

水車

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散歩コースのとちゅうに水車がある。
かって同じ場所にあった水車を復元したものだそうだけど、夏の暑い日にこれがコットンコットンと音をたてて回っているのを見るのはなかなかいいものだ。
しかるに、最近それが回っているのを見たことがない。
6月の田植えの季節にも回ってなかったようだから、いったいぜんたいこの時期に回らないでいつ回るんだとわめきたくなってしまう。
この水車は川の流れよりもだいぶ高い位置にあるから、水の供給に難があるようだ。
川の水が届かないなら水道でも井戸水でもいいから流したらどうなんだ。
と、わめいたところで、わたしはまたもや思索の深みにどっぷりと沈んでしまうのである。

水道でも井戸水でも、それを流すためにはポンプが要る。電気が要る。
するとこの節電の風潮の下では、はなはだ肩身のせまい思いをしなければならない。
水車を管理する市当局としては、世論に逆らうなんてことはとてもできそうにないのである。

しかし、どうせ水車なんだから、そのくらいの電気は自分で起こしたらどうなんだ。
自分で発電した電気でポンプを回し、水道水か井戸水をどんどん流し、これでいつまでも回り続けるなら、いま流行りの自然エネルギーのお手本だ。
永久運動装置というのは物理的に不可能とされているそうだけど、ここには川の流れが介在しているからやみくもに無謀な企てともいえないんじゃないか。
そのさい、せっかくの水車の風情をこわすのもナンだから、できるだけ見えないように発電装置をとりつける。
全部の電力供給が無理なら、一部だけでも水車発電を使えば、これはハイブリッド水車ということになって、節電派もなんとか納得するだろうし、欧米から視察団が来るかもしれない。

暑いせいで頭がパープーになったわけじゃないけど、やっぱり暑いときこそ水車のまわる音が恋しい。

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