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2011年7月27日 (水)

誰が為に鐘は鳴る

鳴り物入りの映画を観た。
BSで放映された 「誰が為に鐘は鳴る」。
べつに鐘が鳴るから鳴り物入りってわけじゃなく、文豪ヘミングウェイの原作を、渋いゲイリー・クーパーと美しいイングリッド・バーグマンの共演で映画化したってあたりのこと。
これがほんとうに文芸大作なら鳴り物入りって表現は失礼だけど、とりあえず録画してみた。
なにしろ2時間半もある長尺なので、とてもすなおに観ていられるほど時間がない。
早送りでざっとながめてみた。

ナニ、この映画。
初めから終わりまでゲリラが岩山を走りまわるだけじゃん。
設定としてはスペイン内戦のときの、フランコ軍と反ファシズム勢力の闘いを描いているんだけど、大作といえるほどお金がかかっているようには、とても見えない。
撮影も全部アメリカですませたようで、スペイン人をインディアンに変えれば、そのまま西部劇としても観られそう。
スペインだったらやっぱりフラメンコや闘牛ぐらい出してくんないと。

どこかお金のかかっていそうなところを探してみた。
旧式の飛行機が3機飛んできて爆撃するシーンがある。
敵の装甲車もろとも橋を爆破するシーンがある。
飛行機3機ぐらいじゃアメリカ映画としちゃお金をかけたうちに入らないだろうし、装甲車も橋もどうも模型らしい。
お金かけりゃいいってもんでもないけど、「戦場にかける橋」 なんかを想像しちゃった当方としては、ちと寂しいよなあ。

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