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2011年7月 1日 (金)

昨夜のテレビ

昨夜、テレビをつけたら、ヒゲをつけると夏目漱石そっくりの俳優が漱石を演じている番組が目にとまった。
とちゅうから観てとちゅうで切ったのでよくわからないけど、黒いネコがうろうろしていたから、「吾輩は猫である」 がテーマの番組であることだけはすぐにわかった。
この中でノイローゼぎみの漱石に、高浜虚子が小説でも書いたら気晴らしになるかもしれませんよと勧める場面があった。
これは有名なエピソードで、「猫」 という小説ははそもそも気晴らしに書かれたものであり、それが漱石の名を高め、やがて彼が小説家に転向するきっかけになったことはよく知られている。

考えてみると、わたしのブログも同じようなところがある。
わたしにとってはブログを書くということが絶好の気晴らしになっていて、これがために深酒におぼれることもなく、鬱がますます進行することもなく、とつぜん街の中で奇声を発して裸で走りまわったりすることもないですんでいるんじゃないかと思う。
ブログを開始したのは07年の6月だから、分量にしたってそろそろ 「吾輩は猫」 に迫るんじゃなかろうか。
ヘタクソな文章であることは百も承知だけど、いいたいことをブチまけていると、ぐーんと溜飲が下がる気持ちがする。
ただ、わたしは朝日新聞をけなすことに生きがいを感じている男なので、漱石みたいに朝日新聞からお呼びがかかるってことは絶対になさそうだ、うん。
そこまで慢心しちゃおりませんですよ。

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