雑草の季節
いい天気になったので、ひさしぶりに自然観察園までぶらぶら。
野川のほとりにはこれでもかというくらい、名もない草が生い茂っている。
いや、名前はあるんだろうけど、人間の役に立たないという理由で、その他大勢の範疇に入れられているかわいそうな植物たちである。
じっとながめてみると、単子葉植物のうちの、イネやススキ、ネコジャラシの類だけでも10種類以上はありそうだ。
9月のこの時期はまさに雑草の季節といえる。
そういう雑草が人間の背よりも高く茂っていて、いま今年なん度目かの刈取り作業中。
俳句や短歌のほうではいろいろ雰囲気をかもすのに効果的なものだけど、作業をする人たちにとっちゃ、刈っても刈っても根絶できないにくたらしい植物だろう。
作業のかたわらを歩くと、甘い草いきれが鼻をつく。
草いきれを甘いと感じるってことは、人間も草食動物のなれの果てなんだなと思う。
たぶんウシやウマも甘い香りを感じてるんだろう。
草のあいだを歩くとイナゴやバッタがひょいひょいと飛んで逃げる。
三鷹市の里山計画はいろんなところでちゃくちゃく進行中。
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