蔵王
雪山ドライブに行ってきた。
というとおこがましい。
じつは蔵王スキー場へ行ってきただけで、雪の上を走ったのはほんのすこし。
わたしはスキーを初心者のまま中断してしまったので、残念ながらほとんど滑れない。
滑ってみたかったけど、骨折でもして医療保険を使って、未来をせおう若い世代によけいな負担を強いるのも気のドクだし。
しかし蔵王の樹氷を見るのははじめてである。
雪で難儀している地元の人には怒られちゃうけど、山形市から米沢平野にかけての美しい雪景色を見ただけでも価値のあるドライブだった。
さっそく樹氷を見物に行ってみた。
2台のゴンドラを乗り継いで到着した地蔵山の山頂は、生まれてはじめて体験する雪山の猛吹雪で、駅舎から出たとたんに、鼻から脳天にぬけて、アイスクリームをいきなりかじったような激痛が走った。
ぐええっ!とうなって早々にレストランに退散。
あったかい甘酒を飲んだだけで下山するという、みっともないていたらく。
夜になってからライトアップされた樹氷を見物にいくという予定もすみやかに放棄して、あとはひたすら宿屋で呑み呆け。
翌日もさっさと帰京するつもりが、宿屋のおかみさんの情報によると、蔵王の山頂はすばらしい好天になっているそうですよとのこと。
それでまたゴンドラに乗りこんで、山頂へ向かってみた。
ああ、天国と地獄というのはこういうことか。
上の写真は猛吹雪、下の写真は快晴の蔵王です。
わずか2日でこんな両極端を体験できたのだから、今年もわたしの人生はツいているようですよ。
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