イスタンブール/孤独へのあこがれ
イスタンブールのホテル「アルバトロス・プレミア」について調べていたら、3Dでこのホテルを紹介するサイトがあることがわかった。
http://www.hotelalbatros.com/sanal/sanaltur/index.html
建物は小さいけど、なんだかわたしには立派すぎるホテルである。
トルコは日本に比べるとだいぶ物価がちがうみたいだから、日本の民宿なみの料金で探すと、けっこう立派なホテルになってしまうらしい。
このホテルを紹介する3Dは、いわゆる全方位カメラで撮影した画像で、マウスを動かすことによってストリートビューのように画像もぐるぐると動き、すべての方向が見えるというもの。
これでみるとホテルのまわりの様子もわかってしまう。
まわりはなんてことのない普通の街で、こういう街をぶらぶらするのが好きなわたしにとっては、かえって好ましいくらいだ。
このサイトで紹介しているホテルの室内は立派すぎるので、ひょっとするとひとり旅のわたしは、物置きみたいなシングルルームに放り込まれるのかもしれない。
でも文句はいうまい。
建物の屋上にはレストランやカフェがあるようなので、なんならそこで日がないちにち、パソコンを打ち、本でも読んで過ごしたっていい。
屋上からの眺めの中には、海やブルーモスクも近くに見えるから、そのあたりへ散歩に行ったっていい。
せっかくトルコまで行って、つまらないことをしてるなという人もいるだろうけど、これがわたしの旅のスタイルだ。
朝から晩まで観光名所を観てまわるばかりが旅じゃない。
まわりに日本人がひとりもいないという状況は、わたしにとって、とってもこころが落ち着くことなのである。
どういう経歴もしくはトラウマがそんな性格を育てたのかしらないけど、このブログでも取り上げた英国の紀行作家クリスティナ・ドッドウェルも、森の中でひとりぼっちでいるのが最高の幸せなんてことを言ってるし、イザベラ・バードの本からも孤独へのあこがれが色濃く見出せる。
ひとりでぼんやりしているというのは、もしかすると崇高な精神の発露かもしれないのである(と自分で勝手に決めつける)。
出発まであと1カ月。
さあ、いつでも来いってなもんだけど、英語の勉強がぜんぜんはかどってないのが玉にキズ。
生きて帰ってこれるんだろうねえ。
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