ミニスキュル
録画した番組を観ていたら、たまたま 「ミニスキュル/小さなムシの物語」 というアニメの断片が録画されていた。
小さな虫たちを主役にしたフランス産のCGアニメで、1話がほんの5分の短編だけど、そのほのぼの感がとてもタノシイ。
それにしたって、CGがテレビの連続番組として制作されるくらいお手軽なものになっちゃったのかと感慨もアリ。
スタジオジブリの宮崎駿も、さっさとCGに切り替えないと時代に取り残されるって心配してあげてんだけど、徒弟制度に根ざした日本のあしき伝統もあって、なかなかそうはいかないようだ。
スタジオジブリは宮崎駿個人の力量でもっている会社で、彼は手描きアニメのベテランだが、CGにはあまり詳しくないみたいだ。
自分がボスでいるためには手描きアニメにしがみつくしかない。
米国の制作会社ならCGに詳しい若手をどんどんやとって、彼らに制作をまかせるだろうけど、そんなことをしたらいつか彼らがボスより出世して、独立してしまわないともかぎらない。
宮崎駿のジレンマだ。
わたしは手描きアニメを否定しているわけじゃない。
たとえば 「つみきのいえ」 のように、1枚の原画がそのままアートであるような作品がたくさん出現してほしいと思う。
手描きアニメはこれからも芸術に近いものとして残るだろうけど、しかしそれが大劇場で公開され、大観衆を動員するCGアニメに対抗できる時代は去ったと思う。
だからこそ宮崎駿は、息子にあとを継がせるなら、同じ傾向のアニメを作らせるのではなく、CGの勉強でもさせてCG部門の統括者にすべきだった。
栄枯盛衰は世の習いである。
過去の栄光にしがみつき、改革を怠った企業の末路は知れたものである。
宮崎駿も名声や資産が残っているうちにCGに軸足を移し、若手を育て、彼らにすべてをまかせるような度量の広さをみせないと、このままではジブリの未来はないぞ。
| 固定リンク | 0



コメント
てんとう虫強っ!!
投稿: ausutoraropitekusu | 2012年4月28日 (土) 13時11分