イスタンブール/小林けいサン
旅に出るまえにいろいろ下調べをするのが楽しい。
図書館で「来て見て トルコ」という本を借りてきた。
イラストやマンガでトルコを案内する本で、著者は小林けいという人になっている。
イラストを見ただけでは、最初男なのか女なのかわからなかったけど(ネットで調べると同じ名前の男性も引っかかるのだ)、だんだん女であることがわかった。
女であるならば、どんな風貌の人で、トシはいくつなのかと詮索したくなるのがわたしの欠点である。
でもまあ、やめておこう。
こんなフェミニズムの時代にそんな関心をもってはいけないのだ。
本はおもしろいし、なかなかためになった。
わたしはこのブログでよく無神論者であることを公言している。
しかしトルコのイスラム教徒のまえで、そんなことは吹聴すべきではないそうだ。
イスラム教徒のあいだでは、神を信じない者は人間以下であるとされるらしい。
だから仏教徒でもなんでもいいから、とにかく何かしら神さまを信じているといっておくほうが無難だと書いてあった。
原理主義者のイスラム教徒にまゆをひそめるわたしは、イスラム教徒に向かって、あんまり信じすぎるのも考えものですよなんてお説教をたれるつもりだったけど、やっぱりやめておこう。
著者の小林けいという人は、結婚だとか家庭だとかいう世間の常識よりも、とにかく旅に出ちまうほうを優先するタイプみたいで、そういう点はわたしと共通するから、記事の内容にも共鳴できる部分が多かった。
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