タイタニック
往年?のCG大作「タイタニック」が放映された。
だけどわたしはジェームス・キャメロンが嫌いである。
「ターミネーター」だとか「アバター」なんて、漫画みたいなおもしろい映画をつくる人だってことは知ってるけど、漫画といってもヘタな劇画みたいなもん。
映画なんておもしろけりゃそれでいいっていう人もいるだろう。
いっちゃわるいけど、わたしゃB・ワイルダー、J・ヒューストン、キューブリックやD・リーン、ベルイマン、ゴダール、フェリーニなどの映画を、いちばん感受性の豊かなころに観た世代だ。
観終わったあとのじーんとくる感動を知っている世代なんだよ、お若いの。
しかし、これが世代の断絶なのかもしれない。
じつは「タイタニック」が公開されたとき、ウチの高校生の姪っ子がこれにハマっちゃって、いい映画だよ、すごい映画だよって吹聴した。
なんだ、あんなもの、主人公は青っちょろい鼻たれ小僧みたいだし、ヒロインはぶくぶくの年増女みたいでとけなしたら、それ以来怒ってわたしと口を聞いてくれない。
NHKにとっちゃ満を持した話題作の放映らしくて、本番のまえに「タイタニックの秘密」なんてメイキングみたいな映画も放映した。
こっちのほうがよっぽどおもしろかったな。
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