なかなかやるな
どじょう宰相の野田クン、なかなかやるじゃないか。
自分の信念にもとずく法案を通す、そのあげくに仲間はみんな去って、政党は空中分解。
現代の政治家はかくあるべしという見本みたいだ。
不安な未来と飽きっぽい国民をかかえ、政権がつぎつぎと交代するこんな時代、政治家はなにかひとつ重要な法案を通すだけで役割は終了、はい、おつぎと、あとの政権や政治家にバトンタッチ。
つぎの政権も、なにかひとつ法案を通したらさっさと交代だ。
権力の維持と自らの保身を図り、あっちにもこっちにも愛想よく、けっきょくなにも決められずもたもたしてるよりはよっぽどいい。
災害地の復興法案を強引に推し進めて、決まったあと自分はさっさと退場という政治家はまだいないみたいだけど(小泉さんちの純クンがなつかしい)、ぎらぎらしていない政治家だってことで、かえって人気も回復するかもしれない。
大阪の橋本クンみたいなのもわるくないけど、あれだけ人気があって強引だと、法案を通すだけではなく、一党独裁や個人崇拝、ファシズムに走らないともかぎらない。
彼なんかも、たとえば地方分権や教育改革をゴリ押ししたあと、いさぎよく身をひいて、今度はべつの人間にべつの法案をまかせてもらったほうが、国民としては安心ではないか。
| 固定リンク | 0
コメント