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2012年3月12日 (月)

お母さんパワー

新聞の投書欄に震災のがれき処理について、地方にも分担してほしいとまた岩手県民からの悲痛な訴え。
わたし自身は自分の家の庭で処理されたって文句はいわないつもりだし、世間のこころある人たちにもそうした考えの人は少なくないと思われる。
問題は 「お母さんパワー」 というやつだ。
「お母さんパワー」 ・・・・
これはコワいし、絶大な威力を持っているものなのである。
ウチの子供が病気になったらどうすんの! 子供がガンになったらどうしてくれんの! といわれて、反論できるひと、政治家、学校の先生、その他もろもろはほとんど皆無である。

風評被害を拡散させるのも 「お母さんパワー」 だ。
そりゃ、きちんとした知識に裏付けられているのなら問題ないが、世のお母さんぐらい科学にヨワイ生きものはいないのである。
そのくせ世間話が大好きで、彼女らの知識の源泉は新聞やNHKテレビではなく、民放のバラエティ番組や口コミだけだから困ってしまう。
たまにまともな旦那がいたとしても、口論でお母さんに太刀打ちできるはずもないし、昨今は女房に感化されるだらしない亭主も多いから、「お母さんパワー」 はますます増長する。

がれき処理をえんまんに進めるためには、そう、若いお母さんたちの口にさるぐつわをして、しばらく箪笥の奥にでもしまっておくしかない。
ただ、現在の宰相のあんばいからは、それはとっても無理だと思われる。

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