イスタンブール/物産展の1
話が前後するけど、ズボンを前のホテルに忘れてきて、それを引き取りにアルバトロスまで往復したときのこと、ついでにブルーモスクのわきで開かれていた白いテントの催し物を見物してきた。
これはイスタンブールに到着した翌日から、いったい何をしてるんだろうと気になっていたものである。
看板やのぼりに書かれた文字の意味なんかわかるわけがないけど、どうやら世界各地のイスラム国家による物産展のようなものらしかった。
街にやけにイスラム教徒の数が多いなと思ったのは、この催し物のせいらしい。
それともなにかイスラムの祭典があって、それにあわせて物産展が開かれたのかもしれない。
物産展は日本のデパートなんかでもよくやっているものと同じだ。
イスラムは世界の3大宗教というだけあって、参加している国がさまざまなのがおもしろい。
中東だけではなく、アジア、アフリカからの参加があり、カザフ、キルギス、トルクメニスタン、わたしのあこがれる青の都サマルカンドのあるウズベキスタンなど、シルクロード沿線の国家からの参加も多い。
どのテントでも説明係りは、それぞれの国家のアイデンティティを誇るべく、その国の民族服で飾りたてている。
イスラムでは女性は家はおとなしくしているものという戒律があって、ひきこもりを強制された女たちは衣装に手間をかけることになるのかどうか、彼女たちは衣装にじゃらじゃらとアクセサリーをつけるのが好きだから、そのファッションはひじょうに華麗なものである。
わたしにとってありがたいのは、イスラムの女性はカタブツが多くてなかなか写真を撮れないんだけど、ここではおおっぴらであることだ。
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