イスタンブール/観光立国
イスタンブールの名物はたくさんある。
ただし、食べものについては、わたしには詳しい報告をする資格がない。
ベジタリアンのわたしに食べられるものは多くないから。
食べもの以外なら、名所旧跡は数えきれないし、グランドバザールやボスポラス海峡クルーズ、ベリーダンスやセマーなどという踊りも名物のうち。
ハマムなんて名物もあって、これは垢すりマッサージのこと。
2年まえのトルコ旅行では、添乗員さんからわざわざ注意があって、ハマムのマッサージ師には男性が多く、女性が行くといやな思いをすることがあります。
だからあまりお薦めしませんとのこと。
なんだ、男のマッサージ師か。
気色わるい。
それじゃ話のタネにもなりやせんなと、今回はいちども行ってみなかったから、この体験談はナシ。
イスタンブールをぶらついていて感心するのは、みんな愛想がいいということである。
お菓子屋さんや街のレストラン、ぜんぜんわたしに縁のない貴金属店や洋品店でも、店員にカメラを向けるとみんなニッコリしたりVサインを出したりする。
広場なんかで屋台を出しているおっさん、お兄さんなどは、自分の職業を卑下しているんじゃないか、カメラなんか向けたら怒り出すんじゃないかと心配したけど、そんな余計なことを考えているのはこっちだけだった。
じつにだれもかれも気持ちいいくらい愛想がよい。
そのへんで見かけたネコでさえ、日本のものより人なつっこい。
街を歩いていたら白バイに2人乗りした警察官がいた。
警察官がにたにたしていたのでは抑えがきかないから、これは愛想がわるいにちがいないと思ったら、やはり愛想がよかった。
市役所のわきを歩いていたら、自動小銃 (本物) をかまえたガードマンがいた。
いくらなんでもこういうのは微笑まないだろうと思ったら、やっぱりニッコリした。
観光立国としての教育が行き届いているのだろうか。
トルコ人には、スペインやポルトガルのような陽気なラテン系の血がまじっているようである。
例外は女の子だ。
イスラム圏でナンパはまずいだろうと、こちらもあまり女性を相手にしなかったせいもあるけど、とっても米国みたいに、見知らぬ同士がハーイなんて調子じゃない。
例のぞろりとしたイスラム・ファッションの女性たちにいたっては、とりつくシマもないという感じ。
いちばん下の写真は母娘みたいだけど、あっ、わたしたちを撮ってるわよ、シカト、シカトって感じです。
中国ではすっごくモテたわたしも、かたなしだ。
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