イスタンブール/トラムに乗る
歩き疲れたし、イスタンブルカルトも買ったから、いったんホテルにもどることにした。
ひとり旅の気楽さは、こうやっていつでも好きなときホテルにもどれるところにある。
帰りはトラム (路面電車) に乗ることにした。
エミノニュからトラムに乗ってスルタンアフメト駅まで行けば、そこからホテルまで徒歩5、6分だ。
わたしのトラム初体験である。
トラムのエミノニュ駅は、イェニ・ジャーミーの広場とフェリー埠頭をむすぶ地下道の、とちゅうから地上に出たところにある。
いちばん上の写真が地下道の入口。 つぎは地下道のようすで、通路の両側は商店になっている。
トラム駅の改札は3番目の写真のような感じ。
トラムに乗るのはいいけど、心配なのはカルト (カード) に本当にチャージがされているのかということだ。
こればっかりはいくらカルトをひっくり返しても、見ただけではわからない。
もしかすると日本から来たまぬけな旅人は、狡猾なイスラム商人のカード詐欺にひっかかったということもないとはいえない。
おそるおそるやってみた。
カルトを認証機にぺたんと押し付けるところは日本と同じである。
ところがわたしがやってみたら、前方の鉄製のバーがピクリともしない。
やっぱりチャージされてないんじゃないかと、いったん後ろに下がって、あとからくる人のようすを観察することにした。
みんな認証機にぺたんのあと、体でバーを押して入っていく。
てっきり日本のように扉がパタンと開くのを予想していたからとまどっちゃったんだけど、これは日本でも遊園地などでたまに見かける方式、つまり認証したあとバーが一回だけ回転して、人間をひとりだけ通すものだった。
体で押さなければ開かないのである。
おかげで入り直して1回損をした。
しかもホームに上がってみたら反対方向のホームだった。
ヤケになってそのままガラタ橋の向こうのカラキョイ駅まで行ってきてしまった。
こんな失敗も教訓にして、これからわたしのプリペイドカルト生活の始まり。
イスタンブールでも特にわたしが観たいと思っている旧市街は、トラムでまわるに最適なくらいの広さなので、これからわたしは存分にカルトを駆使することになる。
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