イスタンブール/エジプシャンバザールA
ボスポラスのクルーズを終えて、帰りにエジプシャン・バザールへ寄ることにした。
バザールというのは市場のことで、たいていの国にある。 中国にもある。
ないのは日本だけかもしれない。
日本にだって築地の魚河岸や、淀橋のやっちゃ場があるっていう人がいるかもしれないけど、あれとは雰囲気も形態も異なる。
イスタンブールのバザールは、いつでも誰でも入れる屋根つきのショッピングセンターで、せまい空間にごちゃごちゃと商店を押し込んだとこが特徴だ。
しいて日本で似ているものを挙げれば、秋葉原にあった密集型電気部品街や、わたしが住んでいる三鷹市のとなりの吉祥寺にあるハーモニカ横丁みたいなもんか。
イスタンブールには有名なグランド・バザールがあるけど、この日にわたしが目指したのはエジプシャン・バザール。
グランバザのほうが観光客相手のみやげもの屋に堕落したのに比べ、エジプシャンのほうは食品や香辛料など日常の生活必需品が多く、スパイスバザールなんていわれるのだそうだ。
ここではエジプシャン・バザールで見たものを3回に分けて報告してしまう。
また市場かいといわれてしまいそうだけど、先日テレビ放映された西原理恵子のガーナ紀行なんて番組を観ていたら、彼女もさっそく市場の見物をしていた。
市場が好きというのはインテリの証明なのである (らしいよ)。
このバザールはガラタ橋のたもとにあるイエニ・ジャーミーを経済的にささえるために設立されたそうで、いちばん最初の写真はそのモスク。
続いてスパイスバザールの名前にふさわしい香辛料の写真から。
4番目の写真で、ヒモでくくられている木の枝みたいなものは肉桂。
いわゆるニッキというやつで、中国でもあちこちで見たし、わたしも子供のころおやつ替わりにしゃぶったおぼえがある。
最後の写真は、ひょうたんみたいなものがぶら下がっているけど、はて、なんでしょう。
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