値上げのお願い
うちにもとうとう来ました。
いえ、召集令状じゃありません。
東京電力から電気料金値上げのお願いってやつ。
これがそうか、これがいろいろ問題になっているアレかって、眼光紙背に徹するいきおいでにらんでみる。
見出しがゴシックである以外は、ほとんど丸ゴシックだ。
なるほど、ソフトな印象を与えるためにフォントまで考えたなと思う。
内容は、もちろん専門家が頭をしぼって考えた文章だ。
もっともらしい値上げ理由が列挙してあって、マスコミに叩かれているようなことは、いっさい、お首にも出してない。
これでは人のいいわたしなんか、そうか、東電も大変なんだなって、つい同情したくなってしまいそう。
そうやってごまかして、なんとか値上げを通したら、あとはもう知らん顔、またぞろ役人体質の経営を続けるんだろうなあって思ってしまう。
トヨタ自動車が円高やリコール問題に苦しんで、経営者が地べたをはいずりまわるような努力をしたってのは知っているけど、東電がそんな努力をしたなんて聞いたことがない。
オレたちがいなけりゃトヨタもソニーも存在できんよ、ふっふっふっとほくそえむ東電の経営陣の傲慢な顔が目にうかぶけど、こういうのに鉄槌を下す方法はないもんかね。
値上げなんか認めませんといってみようか。
でもどこへ主張すればいいのかしら。
ウチの光熱費は銀行自動引き落としだし、このままずるずるといってしまいそう。
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