ヘルタースケルター
映画を観てきました。
最近の日本映画に満足していないわたしだけど、昨日観てきたのは 「ヘルタースケルター」 という日本映画。
とってもイヤラシイ映画だそうだから、映画がつまらなくてもイヤラシイ部分でもとを取ろうというさもしい考え。
Helter Skelter というのはビートルズの曲名にあって、しっちゃかめっちゃかという意味だそうだ。
映画の原作は女流漫画家の作品だそうで、このこと自体は日本の映画界ではめずらしくない。
めずらしくないばかりか、最近の映画はみんなマンガが原作じゃないかと思ってしまうくらいである。
どうもこのごろは、文学界よりもマンガ界に才女が多いようだ。
主演は沢尻エリカという、なんだかよくわからないきれいな女優さんである。
なんでよくわからないかっていうと、つまりこの映画を観る以前、わたしはこの女優さんのことをほとんど知らず、わずかに知っていたことは、ニッコリすべき場所で不機嫌な顔をしていたとか、映画の公開直後にどこかへ失跡したなんてウワサぐらいだから。
女優さんてのは大変なんだなと、わたしは美人女優の一方的な味方である。
映画は想像していたよりおもしろかった。
エリカさんも熱演である。
熱演だけではなく、演技派でもあるのに感心した。
画面はファッション雑誌のグラビアが動き出したみたいなところがあって、撮影にもずいぶん手間をかけているなという感じ。
そういうギョーカイの人たちの仕事ぶりがわかるのもおもしろい。
渋谷の女子高校生なんか登場して、しっちゃかめっちゃかなところもあるけど、変にリアルにこだわってないから、一言居士のわたしにもとくに欠点を指摘することができない。
きびしいわたしの採点でも、標準以上の映画である。
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