コミケット
お盆の日曜日には先祖の霊をまつるのが世間のならわしだけど、わたしはぜんぜん反対方向へ。
日本が世界にほこるマンガ文化と、そのへんから派生したおたくの祭典 「コミケット(コミックマーケット)」。
なにしろ世界最大のマンガの同人誌即売会だそうだから、往年のマンガ青年のわたしとしちゃほうっておけない。
というとウソで、なんでも日ごろは日かげの身のコスプレのカワイ子ちゃんが、この日ばかりは舞台の主役におどりでる祭りだというから、目当てはそっちのほう。
最近、このブログの品格を疑わせる記事が多いけど、それはともかく、暑いなか、有明のビッグサイトまで。
カメラを持って取材のつもりだったんだけど、行ってみたらやたら制約が多いのにまいった。
撮影するときはちゃんとコスプレの相手にことわってから撮ってくださいってのがその最たるもの。
わたしゃピンナップを撮りに行ったわけじゃないんだぞ。
コスプレの後ろ側とか、モデルがあくびをしているところとか、望遠レンズまで持ち出してなにを狙ってんのかねというおたくカメラマンなど、スナップとしてはおもしろい対象が山ほどあるんだ。
そんなコミケット全体の雰囲気などを伝えたいのに、高いところから狙っていたら、たちまち監視員が飛んできた。
撮られて困るならおおっぴらにやるな!
ところでカワイ子ちゃんはどこにいるのか。
可愛い子もいくらかいたけど、大半は人三化七で、なかには女かと思ったらひげ剃りあとが青々なんて不気味なのもいて、真夏にイップクの清涼をもたらす化け物大会だよ、あれじゃ。
日本の文化なんておだてられているけど、ホントは外国人もその異常ぶりに驚いているだけじゃないのかねえ。
先祖に逢うこの時期に、お化けに遇うのも一興かもしんないけど。
| 固定リンク | 0
コメント