アイディアと技術
アップルとサムスンの訴訟合戦は、米国ではアップルの勝訴。
今日の夕刊をみると、日本じゃ逆の結果だ。
まさか竹島問題が、韓国に意趣返しをしたと思われたくないと、裁判官の心証に影響を与えたわけじゃないだろうけど、先駆者というのはツライよな。
ウインドウズではマイクロソフトにおいしいところを持っていかれ、今回はサムスンにせっかく思いついたアイディアを持っていかれる。
わたしは iPodを使ってみて、パソコンと連動するデータ移動をおもしろいアイディアだと思った。
しかしアイディアというのは、どんなに秀逸でも無形のものだから、ほかの方法で同じアイディアを使うことはむずかしくないだろう (とくにコンピューターの世界では)。
現にサムスンは、アップルとはちがう技術を使っているといってるそうだ。
これでは異なる技術を使えば、アイディアはいくらでも盗用できるということになってしまう。
創作の世界では技術よりアイディアが重要なのだいっても誰も聞いてもらえないのか。
マンガを描くことは誰でもできるけど、アイディアを考えることは、血肉をけずるような作業なんだと、このブログにときどき登場するしりあがり寿さんならいうだろう。
地下のスティーブ・ジョブズが歯ぎしりしているようすが目に浮かぶ。
写真は本文とはぜんぜん関係ない、散歩道のとちゅうにあるガード下の落書き。
この手の落書きにしちゃあ、絵ごころがないとはいえない。
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