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2012年9月 8日 (土)

相撲欧州選手権

最近の大相撲はモンゴルの国技かい。
ついそう聞きたくなる昨今。
貴乃花や北の湖さんが年とって亡くなるころには、もう日本人の上位経験者はひとりもいなくなって、土俵審判もみんな外国人だ。
さらにいくと相撲協会の会長も外国人てことになるかもしれない。
行司は相撲経験者でなくてもつとまるから、こればっかりはいつまでも日本人だろうけど、それがかろうじて日本の国技であることを証明する悲シサ。

テレビで「相撲欧州選手権」という番組を観た。
この場合の欧州というのはロシア、ウクライナ、ブルガリア、ハンガリーなど、かっての東側諸国である。
このあたりはほんらいレスリングが盛んなところだけど、レスリングはメジャーなスポーツであっても、お金にならないという欠点があるらしい。
ところが極東の豊かな島国に、奇妙きてれつな様式をもった、なんだかやたらに羽振りのいいスポーツがある。
何人かの先駆者たちをみると、入門すればたちまち家の一軒ぐらい建つらしい。
東欧の国々はいまでも貧しい国が多いから、これじゃこれらの国の若者たちに相撲がブームというのもとうぜんだ。

しかも、レスリングならオリンピックで優勝したって、油断すればすぐにライバルに蹴落とされる。
大相撲の場合、いったん大関になってしまえば、あとはてきとうに手抜きしても大丈夫。
最初のうちは食事なんかで苦労するかもしれないけど、なれてしまえば、日本の食事くらい美味しいものはないなんて、すでに来日している欧州出身力士もいっている。
こんな天国みたいな格闘技があるなんてと、ハングリー精神旺盛な東欧の若者はみんな日本をめざすことになる。
まわしひとつのすっ裸というのは恥ずかしいけど、そんなこといっちゃいられないのである。
この番組でも、選手は見よう見まねのフンドシ姿だった。

番組の中でウクライナの選手が、視察にきた日本のもと関取に、ボク、日本に行って大相撲に入りたいんですと、切実な表情でうったえるシーンがあった。
彼はまだ21歳で、この大会の個人戦で優勝したくらいの実力者、しかもなかなかのイケメンだから、日本に行ったら数年で角界の寵児になる可能性がある。
内乱や紛争でゆれるチェチェンの選手もいた。
彼の目に、豊かで平和でノーテンキな日本はどう映っているのだろう。

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