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2012年9月13日 (木)

ハワイ/つまらんの2

ハワイがつまらないところだということはよくわかった。
メインのオアフ島なんか壮大なテーマパークみたいで、観光施設やみやげもの屋、レストランなどはやたら充実しているけど、はたして人間の生活があるのかっていう感じ。
ファーマーズ・マーケットというのがあちらこちらにあるそうで、おっ、ファーマーって農民のことじゃん、ハワイにも農民がいるのかってビックリしたくらい。
ハワイアンというと、年中おいしいものを食べ、踊ったりサーフィンをしている、いささか肥満ぎみの人ってイメージで、畑を耕したり魚を獲ったりしている姿を想像できないんだけどな。

つまらない島を楽しくするために、なんか変わった趣向はないかと考えてみた。
ハワイというとフラダンスだけど、これは何年かまえに常磐ハワイ、つまり福島県いわき市のスパ・リゾート・ハワイアンズで観たことがある。
放射能はどうだったのかなあと、まあ、そんなことはこの際いいんだけど、あれで十分。
ハワイまで行ってフラダンスを観たいと思わない。

サーフィンはやったことがないし、やりたいとも思わないけど、関心はある。
じっさいに波の上に立ちたいわけじゃなく、よく映画なんかに、巨大な波の内側からサーファーをとらえた迫力いっぱいの映像があるでしょ。
あんなのを撮ってみたいなんて、わたしは映像に関心があるのである。
しかし体力的にムリ。
わたしがやったら、サーフボードを頭にぶつけられて、海の中で血まみれになるのがオチだ。

とにかく美味しいレストラン、大きなショッピングセンター、サーフィンはもちろんのこと、テニス、乗馬、フラダンス、スパだとか、いろんな娯楽施設やカルチャースクールが完備しているみたいである。
しかし、だいたい健康的なスポーツに興味ないわたしには、あまり役に立たないものばかりだ。
ダイビングだとかトレッキングは好きだけど、これはスポーツのつもりでやっているわけじゃなくて、ただ珍しいものが見られるという好奇心の対象なもんで。

けっきょくそのへんの海岸の岩場で、しこしことイソギンチャクやダボハゼの写真でも撮っているのがいちばん楽しいみたい。
世間にはこんな人智を超えた、複雑な精神状態の持ち主もいるのです。
おりしも世間ではいじめ発覚が7万件だとか。
わたしがいまの世に生まれていれば、こういう性格じゃ、とうぜんいじめの対象だっただろうなってつくづく考えてしまいます。

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