マクロ化したい
マクロ撮影にハマっちゃっている。
数ミリしかないような小さな花を拡大してみるのが楽しい。
いろんな花を拡大して、その自然の造形にあらためて嘆息。
マクロ撮影に凝りだしてから、わたしはときどきチョウやバッタと同じ大きさになって、そんな世界を自由に歩きまわれたらなあと思うことがある。
もちろん自然界、人間の手のおよばない小さな世界でも、情け容赦のない弱肉強食のドラマが絶えず演じられているわけだから、のろまな人間なんぞはたちまちクモやカマキリの餌だ。
でもまあ、そういうことはないということにしよう。
人間だけは治外法権で、安全に生きていけるということにしよう。
その場合、いったいどんな景色を見ることができるだろう。
色とりどりの小さな花が、巨大な酒樽、あるいはバスタブぐらいのサイズになったらと、想像するだけでも楽しい。
そういうわけで、童話やファンタジーのの世界では、この画像のように人間がマクロ化しちゃって、バッタとお話をしたり、キノコの家に住んだりする話が無数にある。
顕微鏡下の世界はともかく、肉眼でなんとか見ることのできる世界は、大昔から人間にとってあこがれの国だったようだ。
残念ながらわたしたちは、すぐ間近にあるくせに、そこへは絶対に行くことができない。
ああ、残念。
そんなことを考えるわたしは、やっぱり大人になりきれない大人だよな。
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