恐怖の報酬
ひさしぶりに 「恐怖の報酬」 を観ている。
いまBSで放映されているもんで。
ちょっとタイトルの意味がわかりにくいけど、これはもらっても使い切れないような莫大な、あるいはもらうと祟りがあるようなコワイ報酬という意味ではなく、恐怖に対する報酬という意味で、この映画では石油火災を消火するために危険なニトログリセリンを運ぶ男たちへの報酬ということである。
CGやドンパチがなくてもスリルに満ちた映画は作れるという見本みたいな映画だけど、いまどきの若者はこんな映画があったということも知らないのではないか。
手に汗にぎるとはこういうことだから、スマホに熱中するヒマがあったら一見してみることだ。
ついでにいっておくけど、この映画のハイライトはもちろん、ニトロを運送中の危機管理ってところだけど、その手前の、主人公たちが中南米のどこかの国で、にっちもさっちもいかなくてうごめいている、そのあたりの人間描写が文学的でおもしろい。
こうした背景説明に手抜きをしていないところが傑作たる所以なのだ。
昭和は遠くなりにけりと、古い映画青年はつぶやいてしまう。
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コメント
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投稿: Martin L. Koss | 2012年10月30日 (火) 17時43分