ハワイ/カルチャーセンター
やめたはずのハワイ紀行記です。
いくつか他人の参考になりそうな体験がありますんで、それだけは書いておこうと、ま、そういうわけです。
今回の旅でいちばんうんざりしたのは、到着した翌日にセットされていた 「ポリネシアン・カルチャー・センター」 というところの見学。
これは、ようするにポリネシアの文化や伝統を紹介するテーマパークで、これほどつまらないものもない。
つまらないから近くの海岸に出かけてダボハゼの写真でも撮っていようかと考えたけど、いったん入ったら出られないアルカトラス刑務所みたいなところだった。
いちばん上の写真が刑務所の入口。
この施設はすぐとなりのモルモン教大学が運営してるってことだけど、わたしが大の宗教ギライだってことを知らんのか (ディズニーランドもキライ)。
わたしはタバコをやらないベジタリアンもどきの人間だけど、それはけっしてモルモン教の主旨に賛同しているわけじゃないんだぞ。
ここに到着したのが午後の2時半ごろで、それから夕食をはさんでえんえん夜の9時まで、ぜんぜん興味のないことにお付き合いさせられた。
興味のないことを列挙すると、たとえば折り紙のバラの作り方だとか、フラダンスの即席練習だとか、太鼓の叩き方だとか、カヌーに乗って人工の川を上るとか、最後の決めは大ホールで、国産みの神話なのかハワイの王様の一代記なのか、そのへんがよくわからないダンスショーを観せられたこと。
そんなものを観るならバード・ウォッチングでもしてるほうがなんぼかマシだ。
ハワイにはめずらしい野鳥がたくさんいるのである。
つまらなくっても腹はへる。
食堂はデラックスだけど、バイキング形式で、自分で欲しいものを勝手に取ってくるのだ。
しかもお酒はダメ! コーヒーもカフェインはダメ! なのである。
いちばん下の写真が、学食みたいなその食堂だ。
ここで働いているのはモルモン大学の学生さんたちで、いずれも不倫や素行不良に縁のなさそうな、品行方正を絵に描いたような男女ばかりで、いったいこいつら、なにを楽しみに生きてるんだと思ってしまう。
こういう教育を受けた人間が共和党の支持者になって、国民皆保険はいらないなんていいだすんだよな。
しかも帰国したあとメールがきて、アンケートをお願いしますだって。
一生懸命やってる学生さんたちをあまりいじめちゃ気のドクだから、10点満点の4ぐらいに採点しといたけど、本音は0だあ。
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