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2012年11月24日 (土)

クレオパトラ

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にえきらない天気のせいで、外出する気にもなれないから、昨日は録画した「エジプト発掘」というテレビ番組を観ていた。
これは、たしか3年ほどまえ、わたしがはじめてトルコに行ったころ放映されたものの再放送だと思う。
この番組の中にトルコのエフェソスの遺跡の中にある、クレオパトラの妹の墓が出てくるけど、わたしはエフェソスでそれを見て、おお、これがあの番組で紹介された墓かと思った記憶があるから。

姉との政争に敗れて殺された妹の名前はアルシノエという。
彼女の遺骨のうち、頭蓋骨はドイツに運ばれて行方不明になってしまったそうだ。
で、この番組では残されたデータから彼女の顔を復原してみせる (あまりアテにならないような気もするけど)。

ところで、クレオパトラって人は世界の三大美女のひとりだという。
シーザーとアントニウスという2人の英雄をたらしこんだのだから、美人でなければ話にならないということらしい。
鼻がもうすこし低かったら歴史は変わっていたともいう。
でもテレビで復元された妹アルシノエの鼻はあまり高くなく、姉のクレオパトラも同じような高さだっただろうという見立てである。
この2人の顔は古代エジプト人の特徴をもっていたそうで、復元された妹の顔は (わたしには) それほど美人とは思えなかった。

しかし美人にランクをつけるのはおかしい。
もちろん平均以下の女性の存在を否定するわけじゃないけど、美人というのは唯一無二のものではないからである。
ひとりの美人がいれば、彼女に匹敵する美人もほかにたくさんいたと、これはわたしがフェミニストだからいうわけじゃないけど、美女の基準はさまざまだからそう思うのである。

冷静に考えれば、シーザーやアントニウスがクレオパトラにたらしこまれたのは、その美貌よりも政略的な部分が大きかったはずだ。
2人の英雄にとって、エジプトを手中にするためには、クレオパトラと手を組んだほうがてっとり早いということがある。
そのさい相手がいくらかブスであっても、ま、美女は探せばほかにいくらでもいるし。

こんなふうに歴史の常識をひっくり返してよろこんでいるへそ曲がりなわたしだけど、そのうち話がどんどん脱線してしまう。
脱線するのもわたしのブログの特徴だ。

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クレオパトラは、なんせ紀元前の人だから、恐竜なみに古い人で、わたしたちはその顔を想像するしかない。
後世の画家が描いた彼女の肖像は、とうぜんながらあまり信用できないのだが、エジプトには彼女の肖像をふくめた壁画やレリーフがいくつか残っている。
そのほとんどが様式化されているので、こちらもぜんぜん信用できないけど、ここに添付した画像でもわかる通り、エジプトの古代絵画に描かれた女性たちはひじょうに魅力的だ。
彼女たちのプロポーションは、ギリシヤ・ローマ時代の絵画彫刻にくらべても、まだおさない、未成年の少女のものに見える。
この体型は、わたしにはアフリカの原野を自由に飛びまわる黒人のそれを思わせる。
だとするとクレオパトラは、チョコレート色をしたアフリカ系と、アレキサンダー大王の血をひくギリシヤ系が入り混じったハーフじゃなかったろうか。
美人かどうかはべつにして、それならわたしもたらしこまれたい、 なんちゃって。

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