ダイコンを煮る
冬になると煮物が恋しくなる。
そこで昨夜はダイコンを煮た。
自慢するわけじゃないけど、わたしのダイコンの煮物は定評がある。
だれの定評かと訊かれると、いつもひとりで食べているので、はなはだ困っちまうけど。
なにしろ材料をケチらない。
ひとり者だから材料を残しておくと、冷蔵庫の中でひからびてしまうおそれがあるので、煮物用に買った材料はみんないちどに消費しなければならないのである。
で、スープ用の鳥のスティック5本、シイタケのワンパックはみんな鍋に放り込む。
ほかに玉ねぎ1コ、ニンニク、めんつゆなんかをしこしこどばどばと。
とちゅうで味見しながら、醤油や砂糖をすこし加える。
ダイコンも一本分まるごと放り込むから、ひとりでは食べきれない。
けっきょく3回ぐらい煮直すと、ようやくダイコンもなくなる。
このころには煮くずれして、口の中でダイコンがとろけるようになるが、そのかわりスープがじつにいい味になる。
このスープでおじやを作るのが最後の楽しみなのだ。
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