カード
去年の10月にハワイに行ってレンタルバイクを借りた。
借りるまえにいろいろ手続きをしなくちゃいけないけど、全部英語だから相手のいいなり。
支払いはカードにした。
そもそもカード大国のアメリカでは、現金はむしろ相手にされないのである。
支払いの中に保証金というものもある。
これがバカにならないけど、もちろんバイクを無事に返却すれば、それはもどってくるお金である。
ホントにもどってくるのか心配になった。
自慢じゃないけど、わたしはあまりカードを使ったことのないアナログ人間だ。
しかも一過性の旅人で、まもなく日本に帰ってしまうのだ。
インチキ業者が英語もろくすっぽわからない日本人をカモにして、保証金ごとレンタル代をふところに入れても、こちとら契約書の中身さえサッパリなのである。
今朝の新聞に米国のカード会社の仕事ぶりが書かれていた。
カード大国のアメリカではスキミングと呼ばれる、カード情報の抜き取り詐欺も多い。
ある人がガソリンスタンドでスキミングをやられて、誰かに勝手に買い物をされてしまった。
この買い物というのがちょうど100ドルだったので、ガソリンスタンドでそんなぴったりの買い物はおかしいと、カード会社は自主的判断でカードの使用制限をかけてしまったそうだ。
またべつの例で、フロリダとロサンゼルスでほぼ同じころ買い物をした人がいて、カード会社はこれもおかしいと気づき、ただちにカードの所有者に確認の電話を入れたという。
さすがはカード大国。
このくらい利用者保護システムがしっかりしていると、利用者も安心だ。
日本のカード会社もこのくらいしっかり監視してるんだろうか。
わたしのハワイの件も、あとで請求書を確認したら、保証金は引かれていなかった。
うんと安心して、あ、またハワイに行きたいと思ってしまう。
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