ロシアの旅/ホテル・カレトニードボル
心臓がパンクしそうな5階までやっとたどりつくと、またドア、インタフォンだ。
やっとのことでドアの内側に入るとそこは通路で、その一部のひっこんだところに机がひとつ。
これがホテルのフロントだったけど、ああしかし、こういうものもフロントといえるのかどうか。
机の上にパソコンがひとつ、そのまえに客に対するサービスとして、いつでもコーヒー、紅茶が飲めるよう給湯器が置いてあるだけである。
フロントあたりを見ただけでもう逃げ出したくなったけど、とりあえず2日間は予約してしまったのだから、そのあいだだけはがまんするつもりで、机に座っていた黒いボディコンの、インテリっぽい娘に宿泊手続きをお願いする。
イミナさんとボディコンが手続きをしているあいだに、わたしとMさんで部屋をのぞいてみた。
小さい部屋に無理に押し込んだようなダブルベッドひとつ、ほかにテレビや衣装棚などで、人間の歩くスペースはほとんどない。
バスルームとトイレは狭いうえにシャワーしかなかったけど、これだけはきれいでべつに文句をいうほどのものではなかった。
これはひょっとすると連れ込みホテルかもしれませんねえ。
ロシアの男女がその気になったとき、まさか1万、2万もする高級なホテルに行くわけにもいかないでしょう。
わたしは上海でもこんなホテルを見たことがありますなどと廊下でMさんと話していると、ボディコンがフロント?のとなりの小部屋をすこしあけて、中に向かってなにやら話しかけた。
この後の状況からすると、わたしは帰るわよ、あとはオネガイとでもいっていたらしい。
後ろからのぞくとベッドに横になった若い娘の大胆な太ももが見えた。
添付した写真は、昼間ながめたホテル・カレトニードボルの玄関(右側の建物についているドアがそれ)と、路地入口に設置されたわびしい看板だ。
3番目が、これがホテルのフロント!
4、5番目はとってもきゅうくつな室内とバスルーム。
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