ロシアの旅/白面の美少女
モスクワでMさん夫妻にいつまでお世話になるわけにはいかない。
翌日から自分ひとりで行動しなければいけないのだけど、そのためにイミナさんが日本語のわかるガイドを紹介してくれた。
日本人とのハーフで、両親が離婚したあと、ロシア人の母親といっしょにモスクワに住んでいる女の子だそうだ。
顔は日本人みたいだよと、これはイミナさん。
ハーフというと、つい土屋アンナみたいなのを想像してしまうけど、イミナさんがちょっと意味深長な言い方をしたのが気になる。
ま、期待しすぎるとロクなことがない。
丸いメガネの小太りの女の子だったらどうしよう。
どうしようったってどうしようもないのだから、がっかりしないよう、あまり期待しないことにした。
翌朝、待ち合わせ場所に行ってみた。
待ち合わせ場所は、ホテルの近所にあるアイススケート・パークの正門のまえだ。
11時に待ち合わせ、20分まで待ったけど誰もこない。
Mさんに電話して相手に問い合わせてもらったら、道がわからなくって遅れているのだそうだ。
頼りないガイドである。
あらためて待ち合わせ場所にいくと、すらりとした若い娘が立っていた。
これがガイドをしてくれるハーフの娘で、背はわたしよりいくらか高いくらい。
ロングヘアで色白の、なかなかの美人である。
その顔をじっと見ているうち、むかし観た映画 「ロミオとジュリエット」 のオリビア・八ッセーという女優さんを思い出した。
いずれにしてもこんな美少女にガイドしてもらえるなんて、これも今回の旅の幸運のひとつ。
この美少女は日本語の名前を持っているけど、このブログで実名を明かすのははばかれるので、これ以降は “かほりクン” と呼ぶことにする。
写真は女優のオリビア・八ッセーのもので、イメージ的にはこんな感じ。
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