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2013年2月 9日 (土)

ロシアの旅/旅立ち

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Mさん夫妻とわたしがアエロフロートでロシアに向けて旅立ったのは1月の20日。
なんといったっていちばん寒い時期のロシアである。
去年もこの時期にツアーに参加しようとしたら、寒いので人が集まりませんと、はっきりそういわなかったけど、たぶんそういう理由でツアーが中止になってしまったくらい寒い時期のロシアである。

防寒装備には金をかけた。
防寒コートのほかに、予備のダウンジャケットまで旅行バッグに詰め込んだ。
ほかにもユニクロのヒートテック上下や、登山用トレッキングシューズ、そして携帯コンロなど、がっちりと保温対策をかためた。
これだけ固めりゃナポレオンやドイツ軍を撃退した冬将軍にも負けないってぐらい。

行くまえにMさんから希望を訊かれたので、モスクワとサンクトペテルブルクだけはどうしても見たいといっておいた。
するとイミナさんの計らいで、そのいずれの場所でも彼女の知り合いで、いくらか日本語もしくは英語のわかる人がガイドをしてくれることになった。
わたしはロシア語はもちろん、英語も最近じゃ小学生の低学年なみだから、これはおおいに助かった。

さらにMさんからロシアの田舎を見たくないですかともいわれた。
わたしは大陸中国でも、わざわざレンタル自転車を借りて田舎を見てまわったくらい田舎の好きな人間である。
それでぜひと答え、Mさんの田舎の親戚にも同行できることになった。
出発まえの幸運だけでもこれだけある。

014b

アエロフロート機はなつかしいシベリアのアムール河をこえてゆく。
わたしは3年まえにトルコに行ったとき、やはり眼下にひろがる雪におおわれた、タイガとよばれる針葉樹の森をながめたことがある。
母なるロシア・・・・
わたしは日本の関東地方のちっちゃな町の生まれだけど、いまやそうつぶやいても不思議でないところまできた。

ところで午後1時に離陸したアエロフロートだけど、モスクワまで10時間、最後までほとんどまっ暗になることはなかったぞい。

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